はじめに 鹿教組の情報 ほっと一息
TOPICS イベント情報 リンク
イベント情報
本部
鹿児島支部
指宿支部
南薩支部
日置支部
川薩支部
出水支部
姶良 伊佐支部
曽於支部
肝属支部
熊毛支部
奄美支部
関連イベント
トップページへ戻る
イベント情報--->関連イベント
■「不戦を誓う日の集会」
開催日 9月18日(月・祝) 10:30〜  
会 場 鹿児島市・教職員互助会館(エルセルモ玉姫となり)
内容等 鹿児島県憲法を守る会・鹿児島県平和運動センター主催の「不戦を誓う日の集会」。

9月18日、鹿児島市・教職員互助組合会館で「不戦を誓う日の集会」が開催されました。
 鹿児島県憲法を守る会の荒川譲会長による開会あいさつに続いて、フリージャーナリストの斉藤貴男さんによる「安心のファシズムから改憲潮流へ」と題しての講演がありました。

[斉藤さんの講演から]
  • 石原知事になって02年から行われている東京の防災訓練は、実質有事の際のための訓練であり、年々地域社会、学校の参加動員が拡大されている。最初は町内会と都立高校くらいだったが、徐々に公立小中学校も参加するようになってきた。ここで子どもたちは、(戦争中ではないので)優しい自衛隊員たちとふれあって慣らされている。これが意図的に行われていることの怖さを感じる。また、今年からは米軍まで参加して、いつの間にかNBC訓練(核兵器、生物兵器、化学兵器による攻撃を受けたことを想定した訓練)まで入っている。
  • 次期首相と目される安部政権による憲法「改正」の準備が着々と進んでいるが、これは国際貢献、民衆支援の名の下でどこでも戦争できるようにしようとしているのであり、これから日本はアメリカの一部として戦争をしていくという流れである。
    ・ 加藤紘一元幹事長邸の放火事件は、靖国参拝を批判したことに対するテロ行為とも言えるものだが、テロはダメだと日頃から言っている小泉首相は、さっさと夏休みに入った。安部も何にも言わない。
  • シニシズム(冷笑主義)とファシズム(国粋主義)は表裏一体であり、シニシズムが蔓延するとファシズムが台頭する。ここで言うシニシズムとは、強くないものが強いものにくっついて、弱いものを攻撃することである。
  • 今の流れが続けば徴兵制の復活という話は出てくるが、それ以前にアメリカのように「貧しい層が軍隊に入って地位を高めるしか浮かび上がる方法がない」という格差社会になってしまえば、徴兵制をしかなくとも兵隊は集まる。
  • 格差社会は、ほとんどの場合「所得格差」をさすが、今の日本は、国が政策として積極的に格差を拡大させている。「構造改革」は恵まれた人にとって都合のよいものである。
  • 教育格差がそれほど表面に出てこないのは、現場の先生たちの努力によるものである。しかし、これも評価制度などが入ってきて、危うい状況になってきている。
  • 今の社会は最初から不平等があり、100m走でたとえれば「ある人はスタートラインから、ある人はゴールラインの1m前からスタートする」という形になっている。しかも、これをさらに「ある人はスタートラインの100m手前から、ある人はゴールラインの10cm前から」としようとしている。なのに「再チャレンジ」などと言っていること自体おかしい。国は、スタート地点を一緒にしましょうよというべきである。教育については「格差」というより「不平等」と言ったほうが正確である。
  • 憲法は、国民に対する国家の義務と、そのためにどこまでやってよいのかを規定したものである。この原理原則が崩され、国家のために国民をどうこうしようというふうに憲法が変わる危険性が高まっている。
 講演後の参加者からの「私は教職員で、教育基本法『改正』のことを一番危惧している。このことの危険性を周囲に訴えるのに何かよい方法を教えてほしい」という質問に対し、斉藤さんは「与党案に含まれている『教育振興計画』の内容に見られるように、これは差別的教育の法制化と言えるものであること」「愛国心が教育基本法に入れば、必ず通知表にも項目が入り、先生がそれを評価しなければならなくなってしまうこと」「国旗国歌法も内容には強制はなく、当時の野中幹事長も強制はしないと言ったが、法制化されたら東京都のように強制されていること」などを訴えることだと答えられました。





トップページへ戻る