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青年部への扉
大会宣言

 政府は、教育基本法「改正」案を閣議決定し、第164通常国会に上程し、衆議院の特別委員会で審議が行われた。会期が延長されなかったために持ち越しとなったが、今後は秋の臨時国会に向けて予断を許さない状況が続く。

 一方、小泉政権が推し進めた「構造改革」は、「弱肉強食肯定」の「安全・安心・安定」とは無縁な格差社会を出現させ、そのひずみは教育にも反映し、子どもたちを覆っている。

 学校現場においても、近年、加速度的に増大している多忙化は、今年度からの「教職員評価制度」、来年4月の「全国学力テスト」などにより、ますます拍車がかかりかねない。

 このような情勢の下、第38回鹿教組青年部大会は開催された。

 私たちは、本大会で、こうした逆境の中だからこそ、「『人』として子どもと向き合い、『人』として仕事ができ、『人』としてのつながりを大切に考える青年部員であり続けるためのとりくみを創り出していくこと」を確認した。
 そのために、青年部員が集う青年部活動を楽しく有意義なものにして、より多くのなかまの結集を求めていくことを決意した。

 一方、制度の土台となる地方交付税そのものの削減などにより、存続の危機にさらされている義務教育費国庫負担制度の闘い、政府・人事院が進めている「総人件費改革」「地域地場企業賃金との均衡」等をはじめとする賃金闘争も山場を迎えている。
 私たちは、今後の教職員としての生き方に、強く深く関わるこれらの問題について、基本組織とともに、主体的に闘いを強化していかなければならない。

 私たちは、「教え子を再び戦場に送るな」の不滅のスローガンに結集する教育労働者として、憲法・教育基本法の理念を生かす教育実践を交流し、その素晴らしさを訴え、護り通していく闘いを通して、組合員としての誇りと自信を共有しながら、青年部としての機能の再構築、組織拡大にむけ全力でとりくむことをここに宣言する。



2006年6月17日
第38回鹿児島県教職員組合青年部定期大会



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