大阪府では、職員の月給や退職金引き下げなど人件費削減案をめぐる大阪府と府労働組合連合会との最終交渉が、6月20日夜から21日朝にかけ橋下徹知事が出席して行われました。同日、これを支援するための集会が開催され、約6,000人が府内外から結集しました。鹿教組本部からは下馬場組織部長、喜入会計部長が集会とその後行われたデモ行進に参加しています。
　今回の府当局の提案は、月給を16〜4％、平均で12％削減し、退職手当の一部を今年度末からカットするなどの内容で、箱物行政による巨額の借金を公務員賃金に肩代りさせようとするものです。
　組合側は、公務員の生活破壊、モチベーションの低下に直結するとして撤回・圧縮を求めましたが、橋下知事は拒否し交渉は決裂しました。知事は交渉で、この削減案を反映させた形で関係条例の改正案と2008年度本格予算案を7月臨時議会に提出する方針を示しています。