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養護教員部への扉
養護教員部夏季学習会報告
学んで・笑って・つながって・元気をもらった2日間!!
養護教員部副部長 大隅地区支部
大崎中学校分会  福ア 峰子

 8月19日・20日の2日間、互助組合会館において75人の養護教員が参加し、養護教員部夏季学習会を開催しました。この学習会は「運動の理論方向性の問い直しと、日頃の実践を出し合い、より豊かな視点に立つ」ためのものと位置づけ今年も充実した学びと交流の2日間でした。
 全国の仲間が集う日教組養護教員部研究集会の還流報告では、内部被曝の問題、性教育、子宮頸がんワクチン、養護をつかさどる主幹教諭等、多くの課題について中央の情勢や最新情報等の報告に加え、東日本大震災被災地の現地研修による、学校や子どもたちの様子の写真展示もあり、熱く、丁寧な報告をしていただきました。

 講演では日教組養護教員部前保健研究委員長(大分県教組)の三苫満江さんを講師に迎え「『新型』インフルエンザの対応を通して養護教員の職務を問う」について、膨大な量の研究の調査を細かく分析し、わかりやすく話していただきました。学校で、弱い立場の子・いろんな問題を抱える子どもが、どれだけ保健室に相談に来られるでしょうか。私たちにそういう関係ができているのか、一人ひとりの子どものために、集団の中で声を上げていけるのか、その個人を守るためにどれだけのことができるのか、もう一度私たち自身に問い直していくことの大切さを学びました。また、最後に語られた「大切にしてきた言葉」から、目の前の子どもたちの関わりの中に忘れていたことを思い出させていただきました。

 第一分科会「子どもの健康をめぐる問題・健康教育の自主編成」では、南薩地区支部の「子どもとつながるために」というレポートをもとに養護教員として、大切にしたいこと・なくしてはいけない視点を踏まえ、子どもを大切にするとはどういうことか、子どもたちに何を伝えたらいいのか、子どもの支援の問い直し等について論議を深めました。
 第二分科会「子どものいのちと健康を守る健康権の確立」では、今回日養研で報告した「10・20奄美豪雨災害を体験して」というレポートをもとに子どもたちの健康を保障した、学校での防災・減災教育のあり方や対応やとりくみについて論議されました。
第三分科会「養護教員部運動発展のために」では、大隅地区支部肝属地域協議会「本務の確立をめざして〜関係機関との連携による本務外業務の改善について」のレポートをもとに、本務外の仕事を養護教員だけの問題とせず、みんなの問題としてつながっていくことの大切さについて論議しました。
 また、夜の交流会の出し物にも学習会と変わらぬ姿勢で熱心(?)にとりくみました。講師の三苫さんの飛び入り参加もあり、更に仲間の輪が広がった楽しい夜でした。仲間とつながり、本音で語り笑い合えることの喜びの大切さと、専門性より関係性をしっかりと胸に刻んだ学習会でした。

 



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