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養護教員部への扉
県養護教員部夏季学習会を終えて!
〜仲間とつながること 仲間と作ること 再確認!!〜
養護教員部副部長 武岡中分会  岡崎たみ子

 8月22日〜23日の2日間、互助組合会館において80名の養護教員の出席のもと県養護教員部夏季学習会が行われました。この学習会を「運動の理論方向性の問い直しと、日頃の実践を出し合い、より豊かな視点に立つ」ためのものと位置づけています。全国の仲間が集う日教組養護教員部研究集会の還流報告、佐賀県からの集団フッ素洗口状況報告、養護教員の職務について再認識させてくれた講演会、分科会ではテーマに基づいた実践報告があり充実した研修内容でした。
 講演会は日教組養護教員部 前保健研究委員長(岡山県教組)の村上厚子さんによる「評価制度から養護教員の職務を問う その3」で、4年間の研究の調査を細かく分析した内容の講演でした。今私たちがしなければならないことして、現行の評価の項目ではできない「養護教員の職務」の中身(養護)を、仲間と確かめ、実践することの大切さを学びました。
第一分科会「子どもの健康をめぐる問題・健康教育の自主編成」では、大隅支部曽於地域協議会の「げんきまつりを通して健康教育のあり方を考える」のレポートをもとに、子どもの実態を見据えた「人権の視点にたった健康教育」のあり方や養護教員として大切にしたいこと・なくしてはいけない視点をふまえた、自主編成による健康教育をどう進めていくかについて、活発な論議が行われました。
第二分科会「子どものいのちと健康を守る健康観の確立」では、川薩支部から「子どものいのちと人権を大切にした健康教育のあり方」〜うつる病気の学校での対応〜のレポートをもとに、病気のとらえ方、感染症のとらえ方や養護教員として自分自身の健康観の問い直しやとりくみについて話し合いがなされました。
第三分科会「養護教員部運動の発展のために」では、大隅支部曽於地域協議会が「本務の確立をめざして〜職員の健康診断を通して〜」のレポートから、支部や地区協と連携しながら職員の健康診断が学校外で実施されるようになった経過やいまだに学校で職員の健康診断が行われるため養護教諭が関わらざるを得ない問題点など、本務の確立をめざすため、養護教諭としての職務をあらためて確認することができました。
今回は、分科会においても佐賀県でのフッ素導入に対しての闘い方について学びました。
盛り上がった夜の交流会を含め、仲間と集い、語り合い、つながることがそれぞれの参加者の胸に深く刻み込まれた2日間でした。

 



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