はじめに 鹿教組の情報 ほっと一息
TOPICS イベント情報 リンク
戻 る
養護教員部への扉
夏休み研究集会等の還流報告
県養護教員部夏季学習会を終えて!
〜仲間とつながること 仲間と作ること 再確認!!

 8月23日〜24日の2日間、互助組合会館において89名の養護教員の出席のもと県養護教員部夏季学習会が行われました。この学習会は「運動の理論方向性の問い直しと、日頃の実践を出し合い、より豊かな視点に立つ」ためのものと位置づけています。全国の仲間が集う日教組養護教員部研究集会の還流報告、フッ素から子どもの健康をどう守るかを示唆した講演会、分科会ではテーマに基づいた実践報告があり充実した研修内容でした。
講演会はフッ素研究会会長であり、歯科医師でもある成田憲一さんによる「フッ素中毒症とむし歯予防〜フッ素洗口の危険性〜」で、フッ素について詳細なデーターからフッ素の害や身体に及ぼす悪影響の大きさなど、「疑わしきは使用せず」を再認識することでした。
第一分科会「子どもの健康をめぐる問題・健康教育の自主編成」では、子どもの実態を見据えて「人権の視点に立った健康教育」をどう実践していくか、今回は熊毛支部より「保健指導で小・中学校をつなぐ」について自主レポートが出されました。子どもと子ども、子どもと先生、先生と保護者がつながり、子どもの生活背景を考えた健康教育の自主編成について活発な論議が行われました。
第二分科会「子どものいのちと健康を守る健康観の確立」では、奄美支部から「より深くかかわるいとなみを通して〜命どぅ宝〜」のレポートをもとに、島唄学習会、自立支援センターの方々の交流会、絵本作家との出会い等多くのふれあいを通して、故郷の誇りや生命の大切さを肌で感じてもらう実践例が出されました。二日目は、アレルギー疾患をもつ子どもたちへの具体的な支援や保護者、地域の方々とのつながりについて出され、子どもを支え、実践に結びつく話し合いがなされました。
第三分科会「養護教員部運動の発展のために」では、30年以上前からPTA主催で週1回集団フッ素洗口を実施していたA小学校が、責任の所在の確認から行動をおこして、月1回に変更させたとりくみに学びました。B支部からアンケートをとることで、未組織者とつながり組織強化にひろがった元気なレポートが出され、成田先生をまじえて、とても深い学習ができました。集団フッ素洗口を阻止するため@保護者負担のお金の流れを調べる、A責任の所在を明確にする、B希釈は薬剤師でなければできない、C同意書、必要な書類を確実にそろえる等具体的に確認しました。
仲間と集い、語り合い、つながることの大切さを参加者の胸に深く刻み込んだ2日間でした。また、学習に熱心な養護教員部は、夜の交流会の出し物にも熱心(?)でした。講師の成田先生のドッキリ飛び込み舞台が披露され、更に仲間の輪が広がった楽しい夜でした。


 



トップページへ戻る