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養護教員部への扉
「第48回日教組養護教員部研究集会に参加して」
 養護教員部 西 真理子

 福山県郡山市の磐梯熱海温泉「ホテル華の湯」において、7月26日(土)〜28(月)の2泊3日で、上記の会が開催されました。鹿教組からは、昨年加入した新採者2人を含め8人の参加でした。
 基調提案では、「子ども教育をとりまく状況」「養護教員・学校保健をとりまく状況」が述べられ、なかでも、「条件整備が整わない中でのアナフィラキシーへの対応をどうするか」「新型インフルエンザのキャンペーンをどう考えるか」「学校保健法が学校保健安全法にかわり、2009年4月1日より施行されます。たくさんの付帯決議」「自治体によるフッ素洗口の拡大を止める」等々これから私たちのすすむ方向性が示されました。
 また、記念講演では大阪教育大学監事の野口克美さんの「保健室からの学校づくり」は、保健室は「生きる力」の根っこであることやルールで縛らず、多様な対応をしてほしい。教育長時代、堺市O157食中毒事件に2年間関わり、大人になっても「心の傷のいえない子どもたち」のことを話されました。しんどい子どもが、保健室で安心してたまることができるように「愛のシャワー」をたくさんかけてくださいとも言われました。
 二日目は、5分科会の「子どもの健康権保障のために」「私たちがつくる健康教育」「子どもの環境改善にむけて子どもをめぐる問題」「養護教員部運動をすすめるために」に分かれ指定レポートによる提起がありました。各県の情報交換や意見交換があり、全国の実態を知ることができ視野が広がりました。
 三日目は、6講座の「医学の新しい知識」「むし歯の話…フッ素はいらない、5つの理由」「養護教諭の《実践》をさぐる」「あふれる健康情報をどう読み取る」「身近な食と環境問題」「カウンセリングと現代社会」等々講師の先生方の専門的なお話で知識を深めることができました。うれしいことに参加者の世代交代が、確実に進んでいました。

 



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