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女性部への扉
「女性部、夏の学習会報告」
第52回日教組九州地区女性教育労働者研究集会に参加して
大隅地区支部 大姶良中分会 福留 理恵
 7月27日〜28日に行われた日教組九州地区女性教育労働者研究集会に参加した。約2年あまり現場を離れ、組合の会に思うように参加できていなかった私は、楽しみと不安を持ちながら熊本へ出発した。 
 2日間の日程の中で、1日目は「ジェンダー平等と労働組合」という分科会に参加し、2日目は辻本清美さんの講演を聴くことができた。
 分科会では、大分県の新採は10年間に3地区を経験しなければならないという厳しい現状や、ある地区の小学校では性別で分けない名簿の実施率が100%であるなどの状況を知ることができた。また、福岡県では校務分掌に「男女共同参画教育部」を位置づけているなどの報告もなされた。
 開閉会行事、分科会、講演を含め本当に限られた時間ではあったが、そこにはたくさんの学びと、自分の立ち位置を確認する機会をたくさん持つことができた。「組合員は、これまでともに手を携えて様々な教材を作り続けてきた」「一人ひとりの力は微力だけど、それは決して無力ではない」「世界の子どもたちがHiroshima、Nagasakiを知っている」「今のきつい状況、理不尽なことが起こったときに一人の教職員では要求することはできないが、労働組合(団体)だからできる」など、あらためて組合の存在の大切さを学習することができた。そして、その中で一番心に残ったことは、「私たち組合員はお金持ちにもなれないし、偉くもないけれど、組合員という誇りは持っている」という言葉だった。その言葉は、これまで出会った私の誇りに思う先輩たちや、今一緒に働いている仲間を一瞬にして思い出させてくれた。
 初めて出会う参加者とも「初めてな感じ」を持たないあの不思議な感覚。各県の歴史や文化を感じる暖かな言葉。県は違っても同じ思いを持って学校で子どもと向き合っている各県の仲間との出会い。本当にすばらしい2日間でした。最後に、「この研究集会に参加しよう!」と誘ってくださった仲間、2日間をともにしてくれた仲間に心から感謝します。

全国母と女性教職員の会に参加して
大隅地区支部 高隈中分会 川井田 美智子
 参加させてもらったのは、日頃、女性部活動に力を入れている訳ではなく、支部で行われる「母女」の会に参加し、学習をさせてもらっているくらいの私ですが、新採の時から組合員としてやってきたので、退職するまでに一度「日本教育会館」に足を踏み入れたいと思ったからでした。
 全国母女で話し合われる内容は決して真新しいものではなく、組合員として教員として、ずっと心に留めてきたことでした。一人ひとりの母親、女性教職員の綿々と続く毎日毎日の「思い」や「学習してきたこと」、そして、「情熱」が、例えば「あじさい」の花のように寄り集まって花開く場のように感じました。みんな熱く、すてきな人たちでした。参加できてよかったです。ありがとうございました。日々の活動を、そして、目の前の子どもを大切にしていこうと思います。最後に一言。「憲法を変えてはいけません」あらためて感じます。


出水地区 母親 川口 晃子
 今回で2回目の参加です。昨年度は、初めてで新鮮で、こなしていくことにいっぱいでしたが(特に地下鉄で・・・)、今回は周りの様子、景色も見ながら参加できました。女性のパワー、パワフルだと感じました。これを地元に広げていきたいとの想いはたくさんあるけれど、空回りになったりするので、周りをうまく巻き込んで、身近なところからしっかりとつながっていける、未来へつなげられる「今」にしたい。
このような機会をいただき、ありがとうございます。母女の始まりも分かり、さらに、大切な活動であり続けることを大切にしたいです。

全国両性研に参加して
鹿児島地区支部 東谷山中分会 宮下 久美
 5年ぶりの両性研は、全体会での主催者代表あいさつも男性、シンポジウムの進行も助言者も男性ということも関係しているのか、全体の4分の1以上は男性の参加者となっていました。
 「性別で分けない名簿」が全国の80%近くの小・中学校で使われるようになっている、また、あらゆる職業の男女別が少なくなっている中、性差別が見えにくく、特に若い世代は「何にどうとりくめばいいか」ということで話が進んでいました。鹿児島県の現状は、5年前も10年前も、20年前もあんまり変わって以内と思われます。原因としては、男性の参加率なのでしょうか。参院選でねじれのなくなった国会が突き進もうとしている道は、男女を分け、お国のために過労死するまで働く男、兵隊を一人でも多く産む女が、戦争のために自分を捧げること。それをなんとか阻止しなければ・・・という熱意のこもった会となりました。大変有意義な時間をありがとうございました。




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