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女性部への扉
「全国母と女性教教職員の会」報告
奄美地区支部 名瀬中学校 村山たかえ(母親)
「母と女性教職員の会」全国大会に参加して


 私は、8月1日からの「全国母と女性教職員の会」に参加させていただきました。1日の全体会では、冨永良喜さん(兵庫教育大学大学院教授)の講演「心のケア〜災害時のストレスマネジメント〜」が行われました。冨永先生は、「阪神・淡路大震災」から「ジャワ・スマトラ」「中国・四川」「新潟」そして、今回の「東日本大震災」と、数々の災害現場において「ストレスマネジメント」教育を実践されてきたそうです。小学校での、災害時のストレス対処を学ぶ授業の大切さや、災害時に止まらない生活環境の整備、身体のケア、遊びの工夫による総合的で実践的な方法など話してくださいました。そして、生活環境を整えるために、地域再生への国・県・市のビジョンの必要性や、早期の見舞金の配分、学校再建に子どもたちの意見をとりいれることなど、より具体的で効果的な方向性を示してくださいました。

 被災・被害体験者をケアしていく際の注意点や、今後の課題、国への「心の健康教育」導入の要望なども話していただき、私たちや、私自身が地域においてできることは何だろうと考えさせられました。被災地においては、今もなお放射線被害や地震と津波によって壊滅した街で、大人も子どもたちも不安の中、あらゆる問題を抱えたまま復興への道筋を手探りで歩んでいることと思いますが、冨永先生のとりくんでいらっしゃる活動ができるだけ早く正確に広がり、実践されていくことを願わずにはいられませんでした。今回このような会に参加させていただく機会をいただき本当にありがとうございました。





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