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女性部への扉
「全国母と女性教教職員の会」
「全国両性の自立と平等をめざす教育研究集会」報告
大隅地区支部肝属地域協議会 根占中学校分会  福盛 みゆき
子どもたちの未来のために

初めて全国母女・両性研に参加しました。「環境」の分科会に参加したのですが、討論では実際福島で何が起こっていたかがわかり、全国から集まった母親や教職員の脱原発や復興に対する熱い思いに心が揺さぶられました。次から次に福島の大変苦しい現実、逃げようにもそこで暮らしていかないといけない現実が語られる中、全国からの支援に感謝していることを伝えてほしいと東北の方々は言われました。
郡山でボランティアをしているお母さんの「避難している人は自分から苦しみを発することができません。近くにそういう人がいたら声をかけてください」という発言に、「参加者は受け入れた子どもたちの様子を伝え、子どもたちの未来のために自分に何ができるか考え行動していきましょう!ここで語ったこと、必ず帰って伝えましょう!」というメッセージの中で閉会でした。情報を取捨選択する確かな力をつけ、原発について学習する機会をもつこと、自分が正しいと思う現実は子どもたちへ伝えていくこと、これは今の私にできることです。すべてが学びでした。
1000人集った日比谷公会堂での講演や歌もすばらしく、ぜひいろんな方に全国母女を体験してほしいと思いました。10年ぶりの東京は、節電の影響で電車も施設内も冷房はきかず暑かったのですが、それより母女はうんとうんと熱い会でした。参加できたことに感謝します。

全国両性研では第3次男女共同参画計画は、ジェンダーバッシングを背景に策定された第2次計画よりも多くの改善が見られ、「子どもにとっての男女共同参画・男女平等を推進する教育・学習の充実を図る」というところから、「性別で分けない名簿」へのとりくみを進めていかなくては!と強く感じました。
分科会では労働教育の必要性とその実践を大阪の西成高校の実践から学びました。中学校は来年から教育課程がかわるので、労働教育の観点を盛り込むいいチャンス!また、今担任している1年生の3学期の進路学習のなかで、ぜひとりくんでみようと思いました。「組織があって仲間がいてつながりがあって救われました。ありがとう!」という岩手の方の言葉が心に深く強く残り、私もまわりの方とのつながりを大切にしながら、身近なところからできることからやっていきたいと思いました。





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