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女性部への扉
いきいきと働き続けるためにつながろう!!
2011年度鹿教組専門部大会報告
前女性部副部長 瀬戸 ちえみ(出水小分会)

【女性をとりまく状況】
 若年層の雇用状況の悪化(失業率平均5.1%に対して20〜24歳で9.0%)が浮き彫りになる中、働く女性は増えているものの、その53.3%は非正規雇用。また、厚労省2009年雇用均等基本調査結果によると、女性の育児休暇取得率は85.6%となり、1996年以来初めて減少したことが分かった。さらに、鹿児島市が2010年に行った「男女共同参画に関する市民意識調査」によると、男女の地位で「男性優遇」と答えた人が68.4%に上った。 このような厳しい状況の中、女性が結婚、出産、育児、介護、任用などの理由で中途退職を余儀なくされてきた経緯がある。「定年まで働き続けられる」働きやすい職場をつくることが女性部の大きな課題である。
 大会には、40名の代議員が参加し、@子どもの現状A女性をとり巻く現状B女性の参画を中心に論議した。子ども、保護者、女性教職員のおかれている状況を共有し、運動へつなげていくことを確認し合った。

【一般討論の中から】
@ 特別支援教育支援員の勤務について……状況を把握し、問題点を整理するため、アンケートをとる。
A 女子中学生の制服がスカートである必要があるのか、論議すべき。
B 子どもの看護……働きながら介護できる制度の拡充や、介護のための休職制度の新設を求めていく。
C 中学校教員の複数兼務問題……3校兼務、兼務校での孤立感、5教科以外の非常勤教諭の多さ
D 給食センター化……養護教諭に業務がおしつけられる。
E「男女共同参画社会基本法第3次計画」(2010.12閣議決定)の学習が必要。
F 川内原発3号機増設白紙撤回をはじめ、子どもへの被曝線量の基準値の見直しを求めていく。

 この他、質疑の中で、期限付教職員部を守る手立て、セクハラ・パワハラ防止のための研修・相談窓
口の機能化、高校再編・小中学校統廃合問題、馬毛島問題、新教科書問題などが出された。
 最後に、少数分会が増える中、地区協・支部で女性が「集い 語りあい つながる」場をつくりながら組織拡大を図り、「教え子を再び戦場に送るな」の不滅のスローガンのもと、女性の労働権確立、平和・人権、環境を守る民主教育の確立をはかるとりくみをすすめることを確認し合い、団結がんばろうでしめくくった。







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