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女性部への扉
第50回鹿児島県母と女性教職員の会
〜50回のとりくみに誇りと自信をもち、これからもともに手をとりあっていこう!〜
報告 鹿教組女性部長 谷口真由美
 

 2010年11月14日(日)、鹿児島市立長田中学校にて「第50回 鹿児島県母と女性教職員の会」が開催されました。1959年「第1回鹿児島県母と女教師の会」が開催されてから、今回で50回を迎える節目の県母女に、県下各地から母親・女性教職員・退女協など多くの女性、高教組、男性等260名もの参加があり、参加者のみなさんとともに、県母女の歴史を積み上げられたことに感謝しています。

 姶良伊佐支部の「うたごえ」。元鹿教組女性部長の矢野安子さんの「母女へのメッセージ」。50回と聞いて駆けつけてくださった元日教組女性部長の奥山えみ子さん(鹿児島市在住)の「ぶつかることを恐れていないか。」「運動を継続することの大切さ」など、90歳の年齢を感じさせない力強いメッセージ。さらに、鹿児島・北薩・大隅・姶良伊佐のお母さん方による「構成詩『子どもたちに平和な未来を』」など、多くの方々に母女のメッセージをいただきました。
午前の講演は、鹿児島大学医学部保健学科の准教授、下敷領(しもしきりょう)須美子さんを迎え「子育てとわたしらしさ(仕事・趣味)の両立〜3歳児神話ってほんと?〜」という演題で講演をいただきました。「ワークライフバランスは、男性も女性もあらゆる世代の人のためのものであること。」「女だけの『母性』から男女の『親性・次世代育成力』で子どもを育むこと」など、「人間として「自分らしく」生きることの大切さ」を話していただき、参加者からは「もっと聞きたかった。」という感想が多く寄せられました。
午後は5領域6つの分科会に分かれて、問題提起がなされました。

1954年「平和はただ黙っていては守れない」ことを知った母親と女性教職員たちが「全国のお母さん、手をつないで立ち上がりましょう。」と呼びかけたアピールから始まった母と女性教職員の会は、57年にわたり母と女性教職員が手をむすび「平和・憲法・教育」を守る運動を連綿と続けてきました。
人を大切にする社会、子どもと子育てを応援する社会へと進み始めた歩みを止めてはいけません。母女の運動に誇りを持ち、「わが子教え子を再び戦場に送るな」の揺るがない視点と、行動力で互いにしっかりと手を結び合い、人として尊重される社会、多様性が尊重される社会の実現に向け、さらに力強く運動をすすめていくために、これからの各支部での母女運動へつないでいきたいと思います。





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