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女性部への扉
2009「母と女性教職員の会全国集会」報告

 初の全国母女の参加となった。昨年は、姶良伊佐支部から母親に問題提起をしていただいた関係で、今年はただ参加するだけでよかったため、これといった実践があるわけでもなく、司会などができるわけでもなく、何の能力もない自分には、ほど遠い世界だと思っていた全国集会に参加する機会をいただいた。
 初日の会場である東京・日比谷公会堂は、入り口によって掲げてある名称が違って、目の前にあるのに交番で「日比谷公会堂はどこですか?」と鹿児島弁で場所を聞いたりと、全国集会は田舎者丸出しの珍道中で始まった。
 初日の全体会では2人の方の講演と歌とトークを聞き、泣いたり笑ったりの大変感動的な時間を過ごした。(※講演者の野口克海さん・大阪教育大学監事は11月の県の母女にお呼びして講演をお願いしてあります。お楽しみに!)
 日教組女性部長・池田啓子さんの基調報告では、「ワーキングプア」「派遣切り」「育休切り」「子どもの貧困」等々、厳しい現状が報告された。しかし、母女の地域でのつながりをいっそう強めること、母女の運動の歩みに誇りと自信を持つこと、そして揺るがない視点と行動力を持つことなどの力強い提言がなされた。
 2日目は、場所を日本教育会館に移して分科会が行われ、私は第3分科会「中・高生@」に参加した。1日目は、ただただ感動で終わったが、2日目の分科会は、非常に内容の濃い問題提起と討議で、全国各地から集まってきているだけに、皆討議に積極的に参加しており、後れをとってしまった。労働教育については、鹿児島からも高須中の実践が報告され、全国各地のものを参考にしながら、自分の実践にもとり入れていきたいと感じた。
 今回の全国集会に参加して、日頃、問題意識も持たず、自分がいかにのんべんだらりとただ1日を何となく過ごしているかということが身にしみてわかった。もっと組合員として誇りを持ち、常に厳しい目を持って社会を、現場を見ていかなくてはならないと強く思った。敬遠していた全国集会であったが、機会があればまた参加したいという思いを強くした。初めての渋谷公会堂、初めての日本教育会館と、初めてづくしで何もかもが物珍しく、また、大変勉強になる1泊2日であった。




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