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女性部への扉
九州ブロック女性教育労働者研究集会に参加して

 7月25〜26日、に大分県別府市で開催された九ブロ女性教育労働者研究集会に参加しました。土砂災害警報の中を北上し、不通の高速道路を迂回してようやくたどりつきました。
 鹿児島県からは20名ほどが参加し、「人権・平和・環境・民主主義の確立をめざし,実践交流を通して、教育課題・運動課題を明らかにし、女性教育労働者としての力量を高める。」というテーマのもと、2日間みっちり学習することができました。
 基調講演は、働く女性の全国センター・女性と貧困ネットの伊藤みどりさん。「女性の貧困を見えるものに、ゆっくり生きて関係を豊かに」という演題で、働く女性のホットラインからの報告や労働委員会・団体交渉等の事例を含め、女性の貧困の歴史や実態を話されました。「女性の働き方を考えることは労働の根幹を揺るがす力を持ち得る。女性も男性も共に『人としての尊厳』を持続できる、差別のない公正な雇用と安全で心豊かな社会を目指して、共に力を携え合おう。」という言葉にたいへん共感しました。
 夜の交流会はおいしいコース料理で、杉の井労組に感謝。
 2日目の分科会では活発な意見交換がなされ、鹿教組は少数精鋭ながら、どの分科会でも大活躍で積極的な発言が続いたようです。特に第2分科会での管理職からのいじめや差別から組合に加入した期限付教職員の報告には、他県や伊藤みどりさんから共感や激励・連帯の意見が多く出されました。テーマがはっきりして終始ぶれずに討論がすすんだので頭が混乱せず、良く学べたと思います。
 日教組女性部長池田啓子さんからは、「九州に来ると背筋がしゃんとする。皆が学ぼうとしているのがひしひしと伝わってくる。」「持っている権利を使うことが、他の労働者のためになり底上げになり、最後の砦になる。普段から保護者や他の労働者とつながり、よりよい方向に連帯していくことは大切である。女性が自立して生きていける社会は、すべての人が生きやすい社会だ。」など、テンポの良い関西弁の話に元気をもらいました。




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