はじめに 鹿教組の情報 ほっと一息
TOPICS イベント情報 リンク
戻 る
事務職員部への扉
第53次鹿児島県学校事務研究集会(「県事務研」)

事務職員部副部長 福ア真澄(藤川小分会)

2月7日(土)〜8日(日),県下各地から90人(含未組合員4人)の部員が参加して,第53次鹿児島県学校事務研究集会を開催しました。
● 全体会
開会行事の後,@2015年度教育予算の政府案(教職員定数改善,チーム学校の推進,教員給与,共同実施加配等),A賃金制度の動向(職務給原則の徹底,級別職員構成の是正,人事院勧告等),B人事評価制度(5原則の確保・2要件の構築,等級別基準職務表の条例化の義務付け等),C政令市への給与負担移譲に伴う課題などについて,日教組事務職員部副部長の高橋好生さんから「中央情勢報告」を受けました。
●分科会
各支部で議論を重ね,実践してきたとりくみについてのレポート12本をもとに,「学校現場で基幹職員として生き残るためにどのような運動が必要か」という討議の柱を意識しながら,3分科会に分かれて議論を進めました。
 第1分科会(賃金・権利・組織)では,事務職員が部活動指導にかかわる際の諸課題とそのことも含めた教育支援のあり方,異動当初に感じた職場(小学校),市教委,教育事務所における諸課題と改善の方向性について,また,地理的な条件等により部員の絶対数が少ない状況での事務研活動と組織強化・拡大の方策等について,参加者の支部の事情もふまえながら論議を深めました。
第2分科会(学校事務職員の制度確立)では,二分された研究団体間の調整と行政との協議を経て本格実施に至った鹿児島市の5年間に及ぶ組織化(学校事務支援室)の経緯と今後の展望,PTA会計に担当者としてかかわりながらその適正な予算執行や公費予算措置に取り組んだ実践,新規採用事務職員の支援にかかわりながら学校事務の質と量の変化への対応と学校事務の継承の必要性,教育事務所との協議の機会の必要性と事務職員部運動について,それぞれレポート報告をうけ論議を深めました。
第3分科会(学校事務の実践)では,鹿教組組合員として誇りと自信を持ってとりくんできた38年間の記録,新規採用1年〜2年目の組合員によるより効率的な予算管理(執行)業務のあり方と職員との連携について,校舎大規模改修とバリアフリー化へのかかわりの実践についてそれぞれ報告をうけました。論議を進めるにあたっては特に「学校事務労働の基本的な考え方」について,世代継承の観点にたって若い人と経験豊富な人の意見交換をすることができました。
当日は,分科会の司会進行・記録,全体会での報告等,各支部事務研担当の副部長が中心になって運営し,「九ブロ」(3本),「全国」(1本),各選出レポートを決定しました。また,「県事務研」の開催に際して毎回多大な協力をいただいている「鹿児島県学校生活協同組合(学校生協)」の事業説明を受け,さらなる生協運動への理解と積極的な協力を確認しました。
事務研活動を充実させることで,鹿教組事務職員部運動は前進していくものと認識しています。この集会で作り上げた成果と課題を,各支部の各段階で(地域,職場,分会等)で還流するとともに,新たな闘いにつなげることを確認して今次集会を閉会しました。





トップページへ戻る