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事務職員部への扉
第50次全国学校事務研究集会神奈川大会に参加して

竹子小分会 下今別府 博俊

 今回、第33次(指宿市)、第34次(千葉県)以来16年ぶりに姶良・伊佐からの出会枠で参加させていただきました。年賀状交流の続く在住の友人と会う約束をし、厚木までの往復をとるため一日早めて8/6に出発。ローソン店舗のオーナーとなっていた友人と学生時代(東海大学)の話、私の定年やよもやま話で飲み会をし、翌日は鎌倉をミニ観光しました。鶴岡八幡宮のぼんぼり祭りに献灯のあった経済評論家内橋克人氏の「信頼・誠実・忍性・能力」の書に込められた意味に思いを巡らし、夕刻に指定の野毛坂のホテルに到着。
 大会初日は、県立音楽堂を会場に全国から1000名の参加で、50周年の記念にあたり「箱根山の往路から、未来へつなごう復路の襷」のサブテーマのもと主催者、来賓あいさつなどがありました。四牟田日教組事務職員部長の基調報告では、@省令改正による事務長の意義として複数校単数校に関わらず発令が可能とし基本的には共同実施組織の「長」と学校の事務を統括する「長」の設置を目指す。市町村教委へは学校管理規則へ位置づけ「事務長」を使うことで上級への格付けを目指す、A地方分権改革推進委員会の動向と義務教育費国庫負担制度では文科省へ「県費負担制度度」と都道府県の任命制度は堅持すること」を要請しているが、全体と切り離しての動きを今後も注視、警戒する必要がある、B賃金と人事評価制度では09年度から国公法の改正で総務省は各都道府県に報告?を参考にしてほしい旨の事務連絡を出している。学校現場や学校事務職員に合った制度とするよう意見反映が必要、C標準職務や共同実施の情勢等が報告されました。特別決議承認で、休息時間は子どもの貧困の問題でカンパも行われました。
 午前の記念講演は、沢智恵コンサートが企画されていて「アメイジング・グレイス」で始まる染みいる歌声、ピアノの弾き語りにのせたメドレーに聴き入りました。
午後は、日教組事務職員部60周年・全国事務研50周年「学校事務の未来について語ろう」記念シンポジウムがあり、パネリストとして首都大学太田直子教授、日教組野川生活局長、工藤事務研推進委員長、40歳、30歳、20歳代代表が参加。@直近の10年を振り返るの中で野川氏は、三位一体改革は失敗だったのではないか、就学援助費のカットや給料の独自カットなどが起こっている。今回、民主党は一括交付金というマニフェストを掲げ教育振興計画ではなく教育環境整備法で教育費を五割増しで転換をはかる、A将来のあり方の中では教育行政がどんどん弱くなって事務の再配分、自己決定を支える支援組織に担わせようという部分がありそう、学校単位の運営協議会に事務職員の出席がないのもどうか、との指摘もありました。年輩の方から若手の思い描く事務職員像まで聞けて有意義なシンポジウムでした。と同時に、運動体としての言葉に、子どもの学習権を保障するため職の確立をどうとり組むのか繋がりを期したいものとの思いに駆られました。
 県内交流会では、輝北地域の小・中学校統廃合を発表される嶺田先生の激励と早崎部長をはじめ役員の方、希望参加者皆で交流を深めダイエットして今があるなどの勝ち組・負け組の話に花が咲き(久しぶりにお会いできた方や初めての方ありました)ました。
 二日目分科会終了後の足で、北指宿中の畠中先生と開港150年イベント期間中である横浜を、シーバスで海上からカメラに収めました。折々に、仲間の皆様のおかげで来れたことを感謝申し上げ、大会の概要をお伝えできていれば幸いです。





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