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平和への扉
第21回
平和行動in沖縄

 2009年6月23日、沖縄慰霊の日。「平和の道。力合わせて大きな前進」というテーマのもとに開催された「平和行動in沖縄」に参加した。
 集会は、「平和な地球を求めて 若者たちのメッセージ」で開幕した。
那覇センセイション(那覇市内32校の小中高生80人から成る演劇ワークショップ)による組踊りは圧巻だった。平和を訴えていく体験から、教師と子どもたちが考え、気づいていく本当の平
和の意味。演劇やダンス、群読などで綴られる戦争の悲惨さや平和への願いがズンと胸に迫り、演じている彼らの迫力なのか憤りとも悲しみともつかぬ感動で涙がほほをつたわるのを押えることはできなかった。
 2日目のフィールドワークは、読谷村にあるビーチとして地元の人々が訪れる憩いの場、渡具知海岸。それは、美しい海岸であった。
しかし、あの地上戦はここから始まったと聞き、多くの艦船がこの美しい海に押し寄せたであろうことを思うと、胸が締めつけられる思いだった。
 続いて、チビチリガマ。米軍に捕まったら、女は強姦され殺され、男は戦車にひき殺されると日本軍に言い聞かされてきた住民は、恐ろしい米軍に捕まる前に「愛するものを自分の手で殺そう」と、包丁や鎌で首を切ったり、毒薬注射等々で集団自決をはかり、たった2時間で85人が絶命したという。〜死にきれなかった人々は米軍に救出されたというのに〜
 そして、基地へ。日本の国土面積のわずか0,6%にすぎないこの沖縄に全国の米軍専用基地施設の75%が集中しているという。
嘉手納基地、普天間基地を見て、辺野古の美しい海岸へ。ずーっと奥まで拡がるリーフ、青い海、ジュゴンも生息しているという。普天間飛行場の返還は決まったもののその代替として、この辺野古の地に、リーフを埋め立てて新基地建設が計画されている。3300億もの費用をかけて。
 今、私たちには、当たり前のようにある「平和」。二度と戦争を起こしてはならないことを、改めて誓うとともに、改憲して「戦争できる国」へ突き進もうとするきな臭くなってきている今の日本の行方もしっかり注視し、あらためて確認できる「平和行動inお粉輪」の行動となった。
参加させていただいたことに感謝します。







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