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平和への扉
第16回
薩摩川内市に戦車はいらない!

 11月22日(土)、薩摩川内市で行われた陸上自衛隊による市中パレードへの抗議行動に参加しました。今回は、前航空幕僚長の発言など自衛隊のありようを疑うような問題が続々と起きている中での、平和センター・社民党を中心とした久しぶりの抗議行動となりました。鹿教組からも5名の仲間が参加しました。
 パレードが行われる三号線につくと、そこには日の丸の小旗を持った家族連れ、歓迎の横断幕を持った人々が大勢詰め掛けていました。小旗を振りながら戦車を期待しながら待っている様子に「はだしのゲンの世界を見ているようだ」と組合員がつぶやきました。その異様な光景に恐ろしさを感じながらわたしたちは「戦車パレード反対!」「子どもたちに戦車を見せるな!」などのプラカードを掲げ無言の抗議を続けました。音楽隊によるパレードのあと、凄まじい排気ガスを撒き散らしながら戦車4両を含む53台が国道三号線を走り抜けました。川内の駐屯地には戦車はないため、わざわざ熊本から運んでのものでした。初めて見る(ミサイルが付いている)戦車にただただ圧倒され続けました。
 今回一番感じたのは「慣らされてきている」ということです。以前は町の中で自衛隊の姿を見ると異様な感じがしました。しかし、今回のパレードでも分かるように自衛隊や戦車が市民生活の中にしっかり位置づけられてきているのです。駐屯地司令もあいさつの中で「自衛隊と市民の心をつなぐパレード」と述べましたが、着々と「戦争ができる国」「戦争をする国」への地ならしができてきているということを恐ろしく感じました。それと同時に、小さいながらも「反対」の意思を示すことができたことは大きな意味があったと思います。
 県内では鹿屋での日米共同演習や馬毛島への空母艦載機発着陸訓練施設の動き、鹿児島港への度重なる米軍艦船の入港、管内では甑島にMDのためのレーダー建設や米軍機と見られる低空飛行の問題など、自衛隊や米軍の動きが活発になってきています。「慣らされる」ことにストップをかけ「戦争をしない国」を守り続ける行動は、これからますます重要になっているように思います。







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