9月27、28日、大阪市で「2008年度・日教組平和集会」が開催されました。鹿教組からは、熊毛支部書記長の大石さん、重富中分会の重久さんと本部の小牧情宣部長が参加しました。
最初の全体集会の日教組あいさつでは、やはり前出の中山元大臣のことをからめ、こういう状況の中で行われる平和集会の意義を確認しました。
その後、4つの分科会に分かれましたが、「基地、日米安保条約、有事法制」をテーマとした第1分科会では、鹿教組からは大石さんが、種子島の馬毛島に米軍の飛行訓練場が誘 致されようとしている状況等についてのレポートを報告しました。
翌日のフィールドワークで最初に訪れた「ピース大阪(大阪国際平和センター)」には、先の大戦で50回を超える空襲を受けた大阪の惨禍やヒロシマ・ナガサキなどに関するものだけではなく、戦中他国の人々に与えた多大な危害についての資料なども展示されていました。
続いて訪れた「リバティ大阪(大阪人権博物館)」では、「在日コリアン」「アイヌ民族」「性的少数者」「HIV感染者・AIDS患者」「ハンセン病回 復者」「ホームレス」「被差別部落」といった日本社会に存在する様々な差別や人権に関する展示があり、あらためて自らの差別・人権感覚について考えさせられました。
両施設とも、橋下知事の「改革」で補助金等を大幅カットされる中で工夫して維持をはかっているとのことでしたが、このようなすばらしい施設をなくしてはならないと思います。大阪近辺に行かれる際には、ぜひ訪れてみてください。

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