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平和への扉
第9回
1月の平和教育

1月の平和教育
教育基本法の「改正」案が参議院でも強行採決されてしまいました。安倍首相が長年の悲願だったという教育基本法「改正」が、なぜ変えないといけないのかという根本的な議論を全くすることなく、また、タウンミーティングのやらせ問題・未履修問題・「いじめ」問題に何らの反省もなく、ただ教育基本法を変えればよいという理論だけで、民主主義の基本である民意を反映することもなく変えられてしまいました。
しかし、闘いはこれで終わりではありません。私たちは教育基本法の理念をこれからも胸に、平和を願う教育を続けていく必要があります。少しずつでも、平和について子どもたちと共に考えていきましょう。そんな問題提起の一つにこのコーナーがなればいいなと思います。


子どもに伝えたい1月の出来事
1月 1日 天皇の「人間宣言」(1946) 
 この日、昭和天皇は詔勅を発して、天皇を「現人神」(今世に人の姿となって現れた神)とする考えが、「架空なる観念」であることを宣言。いわゆる天皇の人間宣言である。「象徴天皇制」の日本国憲法が公布されたのはこの年の11月3日。
1月10日 徴兵令発布(1873)
 富国強兵をめざす明治政府は、外国の軍隊を参考にしてこの日、徴兵令を発布。国民皆兵を建前としたが、役人、高等教育を受けたもの、270円をかわりに納めたもの、戸主や長男などは徴兵を免除された。このため、1876年の20歳の男子30万人のうち、免除者は全体の82%にも達した。
1月17日 阪神大震災(1995)
午前5時45分、兵庫県南部を震度7という激震が襲った。各地で火災が発生。高速道路、鉄道などの交通機関が寸断。電気、水道、ガスなどのライフラインの破壊で都市機能が麻痺した。死者約5000人、負傷者26,000人、倒壊家屋50,000戸。戦後最大の被害を出した。
1月19日 「新日米安保条約」調印(1960)
 戦後日本の戦略体制を決定づけてきた「日米安全保障条約」が調印された。1951年9月の平和条約と同時にサンフランシスコで日米間に締結された「安全保障条約」を全面的に改定したもので、相互協力と安全保障ということに変わった。
 この条約は、本文10か条から成っており、主な点は第5条の「相互防衛方式」の採用や第3条の日本国憲法(9条)の規定に従うことを条件としながら防衛力の発展をうたっていること等である。有効期限10年となっていたが、1970年自然延長に入った。今後1年前にどちらかが廃棄の通告をしない限り自動的に延長する。
1月24日 1951年
日教組中央委員会で「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンを採択した。



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