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平和への扉
第8回
12月の平和教育

12月の平和教育
教育基本法の「改正」案が衆議院を通過し、参議院でも強行採決されようとしています。基本法に関わる質疑や議論は少なく、タウンミーティングでの「やらせ質問」問題、「いじめ自殺」問題「未履修」問題にほとんどの時間を使っています。議論の時間を70時間確保したから十分な議論を尽くしたとはいえません。教育基本法は憲法に準ずる根本法であり、子どもや学校、教職員、保護者にだけ関係するものではなく、日本に在住するすべての人々にとって重大なかかわりを持つものです。世論調査でも60%以上の人が慎重審議を求めています。国会の数の論理だけで強行採決するような法律では決してありません。教育基本法が改悪されれば、平和教育も脅かされることは間違いありません。国の方針に合わない教育をすることはまかりならんということになってしまいます。教育の自由の大切さを認識しながら、平和教育にとり組んでいきたいと思います。

子どもに伝えたい12月の出来事
12月 8日 太平洋戦争はじまる
「大東亜共栄圏確立」の名のもとに、ハワイ真珠湾奇襲攻撃、マレー半島上陸侵攻から始まった侵略戦争。主に南太平洋地域でのアメリカ、イギリス、オランダなど連合国との戦争。3年8ヶ月にわたる戦争も、1945年8月15日、連合国のポツダム宣言を無条件に受諾し、日本は完全に敗北した。
「もんじゅ」でナトリウム漏れ事故(1995年)
 福井県敦賀市で動力炉・核燃料開発事業団(動燃)が試験運転している発電用高速増殖炉「もんじゅ」がナトリウム漏れ事故を起こし、原子炉の運転を停止した。この高速増殖炉はアメリカ、ドイツ、フランスなど各国でも試験をしたが事故が多く、すべての国が中止したのに日本だけが強引に開発を続けていたのであった。
12月 9日 世界人権デー
 1975年12月9日、国連で「『障害』者の権利宣言」が採択されたことを記念して「『障害』者の日」が定められた。「『障害』者の権利宣言」は「『障害』者は人間としての尊厳を尊重され、同年齢の市民と同等の基本的権利を持つ。それは可能な限りふつうの、かつ十分に満たされた生活を送る権利のことである」と述べている。
12月10日 非核三原則決議(1971年)
 1948年12月10日、国連の第三回総会で「世界人権宣言」が採択され、全世界に向かって宣明されたことを記念する日
12月13日 南京大虐殺
 この日から6週間にわたり、日本軍は焼きつくし、殺しつくし、奪いつくすという蛮行を繰り広げた。13箇所で虐殺が行われ、およそ30万人が殺された。
12月18日 日本国連へ加盟(1956年)
 国連総会は日本の国連加盟を満場一致で承認した。80番目の加盟国。1933年国際連盟脱退以来23年ぶりに国際社会へ復帰した。現在の加盟国は、184か国。




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